ICPC2019国内参加記 team_YARUDAKE編

初めまして!二年生のkuroku(でんそん)です。サークルのブログをはじめて執筆するのでどんな雰囲気で書けばいいかいまいちわかりませんが、先日行われたICPC国内予選の感想などを伝えられたらなと思います!

我々の先輩方の参加記(Tech_ONS編)もあるのでそちらも合わせてご覧ください!

(ブログ慣れてないのでリンクとか参考とかはTech_ONS編から飛ぶか自分で調べて!)

チーム概要

そもそもチームについてなんですが、他の有名つよつよ大学に比べてうちの大学の競プロer人口が少ないです(それはそう

なので、チームを組むにあたってはサークル内のゲーム制作ニキ(AtCoderにはお触り済み)たちに声をかけて一緒に出てもらうことになりました。

いっちーさん、まんじゅうくんありがとうございました。

準備としては国内模擬の際の1完でやばいと感じつつ、全探索とグラフのおべんきょをがんばったつもりでした(つもりね

国内予選当日

1コマ目の授業が監督の先生の授業だったので終了後挨拶に行って、リハーサルを一通りやって昼食、一つ授業を挟んで14:30にガナリヤさんと同着で会場入り。

なんとなく早く来たものの、普段VisualStudioの設定はそのままでやっているので環境構築RTAの練習もせず、1完はやだなぁとか考えていました。

そんなこんなで16:30になり、コンテストが始まりました。ほとんどのチームはA、Bあたりは分担して解くと思いますが、自分たちのチームはとりあえず3人で1問解こうみたいな感じの方針でした。

A問題は苦戦することなくAC(列が生徒だったのが少し気持ち悪かったですが(転置とったらどーですか

B問題は現在の座標を持って二重ループを回し、始点と終点のマンハッタン距離を測っていきました。しかしサンプルケースの答えが合わずインデックスがずれたか見てると、決定ボタンを押した回数も答えに入れるよと教えてもらい提出。実行時に9sくらいかかってたけど無視して提出したらACでした。

C問題に取り掛かり、mの制約をみて全探索っぺぇ~と思いながら考察へ。見立て通り分銅は「左に乗せる」、「右に乗せる」、「乗せない」の3通りしかないのでO(3^m)だとわかったのですが実装ができん(あれ、全探索。。。

30分くらい詰まったのでいったんDを見に行って、「これ、AtC●derでやったとこだ!」と思いつつよくわかりませんでした。順位表を見てもCを飛ばしてDをACしているチームは少なかったのでまたCに戻って頭を悩ましていました。

長いようで長かった3時間が過ぎ、初めてのICPC国内予選は2完という結果でした。感想としては全探索がしっかりかければ3完できそうだなぁっていうのと、チームでコンテストに参加するのはたのしいってところでしょうか。

今回の後日談(まとめ)

最近競プロ以外のことに目移りしまくりでしたが、ICPCはモチベ上昇にもなってもっと精進したいと思いました。

コンテスト終了後にガナリヤさんにC問題を教えていただいて、そういう勉強会的なのも面白いと思います。(もっと競プロerが増えればやってもいいねっておっしゃっていたのでもっと増えてどうぞ

ぼく個人の目標は今年中にAtCoder水色になることで、来年のICPCでは4完したいですね。(なお今のratingは…

まんじゅうくんも前回のABCでC問題を解けていたので来年は水色行けるでしょ(鼻ほじ←C解けなかったやつ

後輩たちにもどんどん競プロでハラス布教して勉強会できるくらいの人を集めてみたいですね。

来年のICPCに向けていろんな希望をもったところでこの記事を締めたいと思います。

以上、kurokuでした~!(文字だらけでごめんね!

ICPC2019国内参加記 Tech_ONS編

最近,大学で何を学んだんだろう,何をしてきたんだろう,といろいろ複雑なお気持ちな,四年生の老害,ガナリヤです

今回は,07/12(金)に開催されたICPCプログラミングコンテストのインターネット予選の参加記を適当ながら書いていこうと思います

おそらく,あとでYARUDAKEチームからも参加記が上がると思います(上がるよね(老害))


開始前

午前中,授業だったり研究のお話だったり色々と辛いお気持ちになっていました(かなしいね

かなしくなったので,14:30に会場である部屋に先入りしました(今回,監督員の先生には,この時間帯に部屋を予約してもらうなど,多くのご協力をいただきました.頭が上がりません.あとで感謝の品を持っていこうと思います.)

部屋に入る途中,後輩のkurokuくんに出会いました
覚悟がちげえまろ

早く来すぎたかなと思いながら,持参したUSキーボードの準備やパソコンの立ち上げなどをしていました(大学のキーボードはJISなので)

その後,チームメンバーのsiiiecや三年生のいっちーなども来て,時間を無駄にしていました(集合早すぎた,ごめんなさい)

今回,Tech_ONSは全員が四年生で研究室や,自分の場合入試勉強など非常に忙しく,国内模擬予選しか通し練習が出来ていませんでした.
そのため,自作ライブラリはほとんど去年ので,おそらくバグだらけだったと思います(使わなかったので尚良)

今回持ってった本は

の三冊です(普通だな!)

あと,マスコットとして,ニコニコテレビちゃんと,プロ生ちゃんのアクリルスタンドを持っていきました,かわいいね(かわいいので

だらだらsiiiecと話していると,C_avaも来て,打ち合わせをしながら時間を潰しました
全員研究室が違うので,集まるのは大学でもそうそうないんですよね
四年生って研究するけど,研究できなくないか?

そんなこんなしていると,16:30になり,ICPCが始まりました


ICPCコンテスト

問題リンク

位表リンク

今回のICPCは,去年と同じく最初の方針は同じで

  • C_avaがVisual StudioRTAをする
  • siiiecがA問題を通す
  • ganariyaがB問題を通す
  • CはC_avaのC
  • Dを三人がかりでなんとかする

みたいな感じでした
あと,誰かが解法を書いている間に,エッチなテストケースを書いて嘘を落とす,みたいな方針でした

プリンターの前でganariyaとsiiiecが待機して,C_avaが印刷をしました

B問題を見ると,あ^〜ってなる感じの問題でした
簡単じゃ〜んって思いながら,平気でBFS書いていました(無駄)(戦犯)

コンテスト終了後,kuroku君の解法をきいて,マンハッタン距離でいいじゃんってなりました
今回,自分のミスが響いて結構無駄な計算量を書けてしまいました
次のAtCoderなどのコンテストからは,わかっても,一分追加で考察をしてからコーディングを行おうと思いました

B問題の嘘解法(重すぎ)が生えた時,siiiecがコーディングしてました,はやい

C_avaのエッチなテストケースも通ったので,Aを通すと,そりゃもうAcceptでした,嬉しい

(A問題結局どういう問題だったんだろ)

その後,自分がB問題を解いて,当然遅い実行時間でしたが,Acceptはできました
色々と反省が残るコンテストでした・・・

Bをお通ししたあとは,三人でCをいちゃこら考えていました

C問題は,$3^N$で全探索すればいいな〜ってなって,その後ganariyaとsiiiecで詰めながらコーディングしてました

いま思い返すと,このCも実装をミスっていて,実行時間が肥大化してました
本当に思い返すとなんでそんなコード書いてるんだ?ってぐらいしょうもない実装を書いてて悲しくなりました,ほんとだめだめです

C問題を実行しながら,まあ答えが出れば通るやろ〜〜って,言いながらD問題に移りました

D問題は,カウンタをえいえいする問題で,なんかいやらしい問題だなってなりました(ぱっと見簡単だけど,多分むずい)

三人で考察してると,C問題の出力が出たので,投げるとWA(は?

とりあえず紙出力して,自分がCのデバッグ,
siiiecとC_avaでD問題の考察をしていました

Cは結局,分銅を追加しなくてもよい薬は先に取り出す,という操作でうまく行きました
この処理は,最初に提出する前に一度書きかけて「いらないか!」となって消したのですごい悔しい
すべてが裏目に出ている

Cはその後足りない処理を書き足したら,結局通り,再びD問題で停滞しました

三人で色々と考察を行い,C_avaとsiiiecで実装を始め,サンプル地獄になっていました

その後も色々と考え,セグ木+DP?って思いながら考察してたら非情にも時間になりました

Tech_ONSは今年もまた,3完で幕を閉じたのです


振り返り+老害より

今年のICPCでは,Tech_ONSは
495チーム中,138位で終わりました

お気持ちとしては,悔しいというお気持ちと単純に力不足だったという感覚です

B, Cでガバ考察をしてしまったので,本当に申し訳ないし悔しいです

また,やはり三人がかりでも僕たちだとまだD問題は解けず,これが解けるようにならないと安定してアジアに行けないんだなと思いました(Dの解法は結局DPでした(DはDPのD))

嬉しい点としては,後輩チームが初参加で2完をしていて,頼もしいなと思いました
TNPの競技プログラミングを始めた二年生も合計4人?(自分のおそらくの観測上)になり(最近かなりTNPから増えていて嬉しい),秋田大学もどんどん競技プログラミングや,他のアプリ制作のコンテストに出て,どんどん秋大が強くなればいいなと思いました

このチームTech_ONSで出場するのはおそらく今年で最後なので,アジアに行きたいなぁと思っていました

結果としては駄目でしたが,非常に貴重な経験が出来たので,競技プログラミングを初めて本当に良かったと思います

来年以降もTech_ONSとして自分が出られるかは現状分かりませんが,来年以降も秋田大学で後輩チームがICPCに参加し,アジア大会への切符を掴んでほしいと思いました.


是非,このICPC・競技プログラミングの文化がTNPに続いて,来年以降の後輩チームが国内大会・アジア大会で活躍する姿を老害として見守りたいなと思います.

ガナリヤでした!


YARUDAKE編も見たいなぁ|・`ω・)

ICPC国内模擬戦2019 Tech_ONS参加記

こにゃにゃちは〜〜
ひとまず色々と片付いて,色々と吹っ切れてきたガナリヤです.
将来設計がだいぶ怪しくなってまいりましたねこれは

最近,いろいろとVTuberといい,Twitterといい,ヒリつきすぎていて,嫌な情報社会になってきたなあって感じますね


さて,今回,TNPのメンバーからなる2チーム「Tech_ONS」と「team_YARUDAKE」がICPC国内模擬予選(https://jag-icpc.org/?2019%2FPractice%2F%E6%A8%A1%E6%93%AC%E5%9B%BD%E5%86%85%E4%BA%88%E9%81%B8)に参加したので,参加記をまとめておこうと思います(最近投稿も無かったので)


本番一時間前

研究室にこもって面接練習をしていたガナリヤは,ウキウキでTNP部室に向かいました,当たり前ですね
研究室はなんかジメジメしていて,お気持ちが下がるのでア

TNP部室には,すでにsiiiecとkurokuくんがいて,設営が始まってた感じでした

ちなみに僕の所属する四年チームはTech_ONSでganariya, siiiec, C_avaで構成されています.
二年,三年チームはteam_YARUDAKEで2年生二人と3年生d絵構成されています.

設営に取り掛かりましたが,色々な問題が発生してて終始ドタバタしていました.
具体的には

  • siiiecのパソコンが印刷機ようになりそうになり,自分のmacbookが候補になる
  • 自分のmacbookをディスプレイにつなぐケーブルがない
  • C_avaが到着し,Windowsをつけるも,Wifiになぜか繋げない(結局あれはなぜ?)
  • siiiecのパソコンをなんとか持ってくる(印刷機PCを別に用意した)
  • Visual Studioの設定がうんち(僕はよくわからないので,お気持ち担当していました)

多分,本番当日もグダグダになるので,早めに集まろうね!って思いました,反省

僕はこのグダグダというか,ドタバタしながらコーディングしたり考察するのがICPCの楽しいところなのかな?って気がしますね


デュエル開始!(14:00)

14:00からついに模擬戦が始まりました〜〜
長さは三時間で結構長いねって思うかもしれませんが,全然足りないんですよね(11問でるので,無理)

上記の問題文は(https://jag-icpc.org/?2019%2FPractice%2F%E6%A8%A1%E6%93%AC%E5%9B%BD%E5%86%85%E4%BA%88%E9%81%B8%2F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E6%96%87%E3%81%A8%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88)

らお借りしました

僕は印刷係だったので,A・B問題を印刷
C_avaはテンプレートの写経地獄
siiiecはA問題の考察をしてました

A・B問題を印刷し終わったところ,siiiecはA問題の解法が生えたらしい 早い 僕いらなくないですか?

そんなこんなで,C_avaが設定してくれた(縁の下の力持ち)テンプレートで,siiiecがコーディング始める

見た感じ大丈夫そうだったので,僕はB問題に行く


B問題は毒の沼地っていうやつでした.

$100{\times}100$マスのうちに,通れるマスと,毒のあるマスがあります.
あなたは最初$(x_i, y_i)$に居ます.
そして,合計100回$(to_{x_i}, to_{y_j})$に順番に移動したいです.
このとき,毒のあるマスを通る回数を最小にしたいです.合計何回ですか?

みたいな問題です.

0-1BFSじゃ〜〜ん(やるだけか?)ってなり,一応考え直してから,僕0-1BFSの書き方知らないってなる(は?)

C_avaが圧縮しようとしていて,それはつらたんではってなる(ぶん回すのが国内戦だと正義なので)

結局仕方がないので,ダイクストラっぽいBFSで誤魔化す実装をすることにする.
なんとなく書いたところ,案の定プログラムが終わらない.

目grepすると,Q.pop()(priority_queueからポップをしてない)をしてない,これ何回目でしょうか

それを外すと,時間はかかるけどうまく動いているっぽいので,現代のCPUとメモリに感謝を捧げて,siiiecとC_avaが考えているC問題に移る

結局,A問題・B問題はAC出来ました


C問題にうつると,C_avaとsiiiecが唸ってた

C問題もグリッドの内容で
上下左右斜め好きな方向に1マス進むと,その1マス先に,廻小宮が生える.
その廻小宮の太刀筋の位置に入らないように繰り返し移動し,目的にまで行く場合最小回数は何回ですか?

みたいな問題.多分よくわからないと思うので問題文を読んでください

C_avaが図示して,説明してくれた.これ答えでは?

サンプルをみると,なんとなくX座標とY座標の絶対値の足し算に,+1か−1かそのまま,みたいな感じがある(優しいね)

僕は考えたくなかったので(こういう問題基本的に僕は解けない),とりあえず偶奇で分ける発想に三人で至る

すると大体の場合は上手くいくが,偶数と奇数のときに例外が発生する感じがある.(偶数が0のときと,0以外の偶数のとき)

とりあえずここで,偶奇以外は自分が実装しておいた

すると,C_avaとSiiiecから片方0ならこれ,そうでないならこの処理!みたいな指示が来たので,実装する,実装汚いね(反省します)

ICPCを信じて,お祈り提出をすると通る
テンション上がりますねこれは,これだからICPCやめらんねえんだよなこれ

二回目の提出も通る,嬉しい,サンプルのおかげ ありがとう全てにありがとう(藤岡弘)

ここで,大体一時間40分経過.ここから地獄のD問題が始まる


D問題は

編集距離のDP問題があるよね!
それに,もう一つの追加で回転(先頭の文字一個を文字列の末尾に持っていくよ)が追加されてるよ!
文字列$X$を文字列$Y$に変形するのにかかるコストを求めてね?

みたいな問題.

ここで発生した問題は,誰一人として編集距離覚えてないことなんですよね(笑い事ではない)

編集距離のアルゴリズムを覚えてないので,その場で自分が編集距離の解法を生やす
半年前の自分が勉強していたので,有能(忘れていたのはぐう無能)

編集距離のアルゴリズムは出たのはいいものの,回転をするDPがよくわからない.

C問題で味をしめた僕たちは,とりあえず回転の回数を全探索しようみたいになって,全探索してみる.

色々試すと,サンプルが合う
これだからICPCはやめらんねえんだよな〜って言いながらSubmitしたら,WAしました

そっからどうしてもD問題の解法が生えない
順位表見ても,また今年もC問題とD問題に大きな崖が出来ていて,やっぱり4完が必須なんだなって思った

C_avaとsiiiecはE問題に行ってしまう(基本的にD解けないときは,Eは絶対に解けないので,今回の国内予選は順位表を見ながらDに専念したい みんながEを解いてたらEに行く戦法を取りたい)

Eは,最大クリークに落とし込む問題だったみたいです,ライブラリ自体持ってないので(こんなん出してええんか?)

結局Dが解けないまま,三時間が経ちました,無情



結局そういうわけでTech_ONSはABCの3完で180チーム中51位でした.
4完が40チームあるのと,本番は500チームぐらいあるので,やはり4完しないと厳しい感じがします

残り時間もだいぶ短くなってきました.
もう一回アジア大会に出れるように,頑張ろうと思います
ガナリヤでした!

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